①同日に見学する物件は3件までにする
戸建て物件の場合1件をしっかり見学すると約2時間かかるといわれています。またそのハウスメーカー・不動産屋の物件を見学するのが初めての場合、構造説明やアフターフォローに関する、オプション内容などの説明があるためさらに時間がかかります。すぐに購入するつもりがなくとも、年収やライフプランといったお客様情報のヒアリングをされる場合もあります。
初めは手当たり次第にできるだけ多くの物件を見学したいという気持ちがあるかもしれませんが、担当営業マンとじっくり話しをすることで自分たちが「どんな家を求めているの」気づくきっかけにもなりますので、時間にはゆとりをもって計画を立てることをお勧めします。
私たちはセールストークの中で担当営業の方がたまたま同じ地元出身ということが分かり、「ここからだとご実家まで不便ではありませんか?今は良いかもしれませんが将来の育児や介護等のことを考えると、、、こちらの地域はどうですか?」と私たちのライフプランに合わせた提案をしていただけました。また、営業マンと話しを進める中で「そのような条件でしたらこちらの物件よりもお勧めのところがありますが、この後見学されませんか?」と掘り出し情報を提供してもらえることがあります。値下げしたばかりの物件や建築中の物件などネットには公開されていないものもありますが、次の予定が詰まっているとその様なお得情報を逃してしまうことになります、、、。
どうしてもタイトなスケジュールになってしまう場合は、初めに「次の予定が○時~なのでそれまででお願いします」と一言伝えておくと良いでしょう。営業マンもプロなのでそこは時間に合わせて要点を絞って説明してくれます。また、内覧予約時に所要時間を確認すると確実です。
②見学時間は午前中にする
物件の日当たりをチェックするために午前中~お昼前までに見学すると良いでしょう。正午過ぎて日が傾き始めると室内の印象がガラッと変わります。また、午前中の状況を知らずに購入して、「日当たりが悪く1日中電気を付けていないといけない、、、」と後悔することがないようにしたいですね。
どうしても午後しか時間が取れない場合は、営業マンに午前中の日当たりを聞いてみましょう。内覧の営業で1日中物件内に居ることがあるため、日当たりや室内の温度差などの情報は肌で感じているはずです。
③周囲の環境はどうか
交通の便や近所のスーパー・学校などはネットで調べることができますが、実際に物件から目的の商業施設まで歩いて行ってみることをお勧めします。行ってみて分かることとして「道路が狭い・一方通行がで遠回りが必要」「駐車場がない」「坂道が多い」「スーパーで売っている物の値段が地域相場に対して高い」「近くに工場が多くトラックの往来が激しい」「公園はあるが子供が遊べる遊具がない」等ネットに載っていない情報がたくさんあります。
私たちは営業マンから「近所にドン・○ホーテがあるので買い物には困りません」と聞いていた物件があり、実際に歩いて行ってみたところ、生鮮食品を扱っていない店舗であることが分かり購入をやめました。
他にも周囲が空き地や畑である場合、そこにマンションや高層建造物が建つ可能性があります。そうなった場合に物件の採光状況がどう変化するかということも気にした方が良いでしょう。
④予算オーバーの物件の見学は控える
これは「買うつもりがないのに見学してはいけない」という意味ではありません。単純に「変えないと分かっていても欲しくなってしまう」からです!!値段が高い物件はやはりそれなりに魅力的な要素が詰まっています。そして、住宅ローンの審査は一般的な審査よりも基準が甘いです。なので、家計として苦しくなると分かっている値段であってもローン審査は通過できてしまうケースが多いです。そうなると営業マンから「ローンの審査は通りますから全然大丈夫ですよ!」と説得され、「うちって意外と余裕ある!?」と勘違いして限度額いっぱいの住宅ローンを契約してしまうことになります。しかし、「ローンが通るなら買っても安心な金額」という訳ではないのです。そこはしっかりとライフプランニングを立ててご自身の生活が破綻しない金額を把握しておきましょう。そうでないとせっかくのマイホームも負の遺産として生活を苦しめることになります。
ただし、希望する物件の比較対象として見学するのはありです。検討している物件よりも少し値段の高い物件を見学し、「やはりあの値段であの家ならお得だよね」と納得材料になります。
上記と同様の理由で家探しの目的で住宅展示場を見学することもあまりお勧めしません。というのも住宅展示場にあるモデルハウスは各メーカーの最高級物件が並んでいるからです。家のサイズも大きいですし、一般的な生活にはなくても困らない豪華な設備が要所要所で使用されています。人間は欲深い生き物ですから、一度良い物件を見てしまうと「あの家が忘れられない、、、」と多少無理してでも手に入れたくなるものです。資金が潤沢にありとことん理想を追求したい場合はかまいませんが、どうでなければ住宅展示場は「こんな家もあるんだ~」ぐらいの気持ちで見ておくようにしましょう。
まとめ
物件内覧時に気をつけること
- 見学は1日に3件まで
- 太陽がでている午前中に見学する
- 家の周辺環境を実際に歩いて確認してみる
- 予算オーバー物件はむやみに見学しない
- 住宅展示場で家探しをしない
以上、今回もありがとうございました^^
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